MBAホルダーによるロジカル婚活w

タイトルのまんま。だけど婚活って往々にして感情がからむのでロジカルでいられるかわからん。。

とあるネット婚活サービスの中身 -実質ユーザー数編-

ネット婚活の強みは潜在人数が多いこととおもわれる。理由は人が介在する結婚相談所等はやはりコストが高く、利用者を制限してしまうからだ。
とはいえ、ネット婚活はネットを頻繁に利用している人(このサービスの場合Facebookのアカウントが必要)であったり、ネット婚活に抵抗がない人が潜在的利用者なので、本当に人数が多いかは別物だ。
 
なので、人数をいろんな角度から分析してみた。※1
 
■登録ユーザー数
男性ユーザー数:約67万人
女性ユーザー数:約31万人
合計ユーザー数:約98万人
 
これだけ見て、おおっ、結構人数いるな~というのは間違いである。どんなサービスでも重要なのはアクティブユーザー数である。
SNSやオンラインゲームだとアクティブユーザー数は●●日以内にログインした人とか、月に1回以上ログインした人とかをカウントする。
ただこのサービスの場合アクティブユーザー数を調べる前に、実質ユーザー数を調べるべきだろう。
 
■実質ユーザー数
女性ユーザー数:約13~15万人(男性はそのうち調べます。もしくは協力者募集w)
 
実質ユーザー数について解説しておきたい。
実はこのサービスは条件を指定して対象を絞ることができる。たとえばタバコを吸うかどうかという項目で。
仮に登録ユーザー数が100人いたとすると、タバコを吸う人、吸わない人等のすべての条件で検索し、各選択肢の人数の合計は100人になるように思えるが、実際はそうはなっていない。
理由はプロフィールを作成する際に、この項目を入力しなくても問題ないからだ。
 
ただし、年齢と居住地だけは(正確かどうかはともかく)必ず入力する必要がある。そのため、年齢と居住地だけに関しては各選択肢の人数を合計すると登録ユーザー数とほぼ同数となる。それ以外に任意で登録する項目がたくさんあるのだが、年収以外はどの数字を見ても、13~15万人程度の入力しかされていない。
 
  人数 登録ユーザー数との誤差
登録ユーザー数 309,756 0
年齢 309,746 10
居住地 297,834 11,922
出身地 137,810 171,946
職業 145,647 164,109
学歴 147,219 162,537
年収 55,585 254,171
身長 159,207 150,549
体型 141,019 168,737
タバコ 125,898 183,858
お酒 148,225 161,531
同居人 129,875 179,881
休日 136,980 172,776
最終ログイン 309,780 -24
 
上記の居住地までは登録時に必須入力。おそらく年齢認証手続(身分証明書の写真を送る等)で、怖くなったり面倒になったりして登録をやめたユーザーや、サクラ等が含まれているので、出身地以下の数字と大きく乖離してしまうのだろう。
 
年収はかなりセンシティブな情報なので5.5万人しか入力していないが、そのほかは13~15万人が入力していることから実質ユーザー数はこの数字とみてよいだろう。
 
まとめ
・沢山ネット婚活やっているように見えるけど、実際にやっている人は登録数の半分もいない(もしくは半分弱もいる)
・ネット系サービスの「ユーザー数●●人突破」は累計、しかも複数回の登録やダウンロードが含まれているので、割り引いてみること
 
 
※1 注意点
・2015年2月にユーザー視点から得られた情報のみ
・人員の内訳は女性の数字のみ(男性の情報は今度時間があるときに調べてみるわ)
・自分のアカウントを利用して調査したので、自分のFacebookの友人のうち、このサービスを利用している人、すでにマッチングしている人、自分に「いいね」をくれた人は除外されている(まあ合計で100人もいないんじゃないかな)
 
※2 ほぼ同数というのは、ある時点の全登録ユーザーのデータをダウンロードして分析できればよかったのだが、一件一件手作業でやったので、誤差が出る。作業中に登録者が増減していたり、プロフィールを変更している可能性があるからだ。

とあるネット婚活サービスの中身 -全体編-

■登録
Facebookアカウントから登録。基本的なプロファイルを入力していく。
年齢だけは公的身分証明書が必要で、独身証明書を提出する必要はない。
 
年齢は、たとえば運転免許所の生年月日欄だけ(それ以外の箇所は塗りつぶして提出できる)の確認なので、他人のものを使ってもばれないような気がするw
 
独身証明書の提出は不要なので、独身であることは担保されない。なので本当に真剣に婚活をしていて、1%でも既婚の人がいる可能性を排除したいなら、独身証明書の提出を義務付けているサービスを利用すべきだろう。
 
■マッチングの仕組み
異性の登録者のプロフィールを見て、気に入ったら「いいね」を送信する。相手が「いいね」に反応したらメッセージを送ることができる。
 
自分に合う人を条件検索(年齢や居住地)で抽出して、プロフィールを確認、「いいね」を送信するかどうか決めるというのが一般的なやり方だろう。
 
Facebook上の友人は仮に彼/彼女が同じサービスを利用していたとしても表示されない。(つまりFB上の友人にはサービスを利用していることがばれない)
 
■料金
基本的に男性有料、女性無料。
男性は「いいね」を送ったり、「いいね」に反応するまでは無料でできるが、メッセージを送るためには月額会費(2~3千円程度/月)を支払う必要がある。
また、プレミアム会員(約3千円/月)といって、ある特定の条件を検索できたり、「いいね」を送れる数を増やしたり、自分のプロフィールが相手に優先的に見えるようにするなど、追加料金を支払えば、マッチングに有利になる仕組みが用意されている。
 
女性はお金を支払えば、付与された「いいね」の数を超えて「いいね」を送信することができる。
サービス運営者ではないので、実際のところはわからないが、性別売上構成比は男性99%以上、女性1%未満と推測される。
 
■利用人数
累計登録者数 約180万人(運営会社HPより)
登録者数 男性 約67万人(推計)
       女性 約31万人(推計)
       合計 約98万人(推計)
(2015年2月現在)
 
累計登録者数と登録者数の差異は退会者だと思われる。ただし、この登録者数はアクティブユーザー数ではないので、注意が必要である。(詳細は後述)
 
基本女性が無料なので、バブル期のディスコのような仕組み。女性のエントリーバリアが低いのだが、数字を見ると男性の方が人数が多い。
やはり、女に男が群がるのは世の常なのかw

 

ということでネット婚活を試してみた

百聞は一アクセスに如かずということでネット婚活を試してみた。
 
自分はこういうサイトにさっぱり興味がなかったし、正直胡散臭いと思っていた。
 
ところが、最近友人がとあるサイトを利用して、パートナーを見つけ、結婚までいきそうな感じなのである。
 
ちなみにその友人は、20代半ばの女性で、美人、コミュニケーション能力があり、明るく、嫌味なところもない。
ただ、海外生活が長かったのと、身長が高いという理由で、なかなかいいパートナーが見つからなかったらしい。
 
いや、正確にいうと、何人も付き合った人はいたらしいが、彼らがインターナショナルな彼女についていけなかったりといった理由らしい。
で、こうなったら、しっかり条件を絞って、つまり、海外経験のある人、自分より身長が高い人を手っ取り早く探そう・・・ということでサイトを使い始めたという。
 
その彼女がlogikonさんも利用したら?というので、彼女が利用したというサイト使ってみた。
そこで得られて知見を紹介しよう。
 
ところで、マッチングサイト系はたくさんあるのだが、これらはざっくり「婚活だけ」と「婚活と恋活」、「恋活だけ※」の3パターンに分けられる。
そのうち、「婚活だけ」と「婚活と恋活」にフォーカスしたサービスを利用して行うことを、ここでネット婚活と呼ぶことにする。。。ことにしようと思ったけど、恋活だけから結婚に結びつくこともあるだろうから、まあ別にいいやww
 
※婚活を一切うたっていないサービスを指す。ここに登録している人が本当に恋をしたいのかはわからんw

ネット婚活に対する偏見

前回、結婚相談所や、ネット婚活を始めるのに、心理的なハードルが高いと書いた。今回はネット婚活だけに絞り、なぜ心理的なハードルが高いかを考えてみる。
 
ネット婚活が(表向き)受け入れられていない、もしくはネガティブなイメージを持っているのはなぜだろう?
パートナーを紹介するとき、婚活サイトで知り合いました!と胸を張って言えないのはなぜだろう?
 
3つほど理由を考えてみた。
 
1.出会い系サイトのせい
世の中にはマッチングサイトというのが数多くあるが、不純異性交遊的なものや、行きずり、援助交際といういわゆる売春、犯罪を誘発するイメージが強いのかと思う。
多くの出会い系サイト的なものは匿名で利用できたり、本人確認がなかったりするので、「あやしい」と思われるのは当然だろう。
 
こういうイメージ、先入観が出会い系サイトに対してあり、ネット婚活も同様に思われている可能性がある。
 
 
2.恋愛結婚至上主義
端的に言うと、ネット婚活は恰好悪いのであろう。通常の社会生活で恋愛できなかった人がネット婚活に走らざるを得なかったというイメージが多くの人にあるのではないだろうか。
また、恋愛ドラマ的にどこかりバッタリであった人と恋に落ちたり、大学のサークルや職場で出会った人とだんだん恋愛感情が芽生えてきて結婚するというのが自然だと思っているかもしれない。
 
ただ、この恋愛至上主義はここ半世紀程度のものであろう。昔の人の結婚率が高い理由はお見合いが多かったからだと推測している。
数十年前から現代にかけて結婚率が低下しているが、それは実はお見合いが減少しているからという要因が大きい。
 
恋愛至上主義は昔から日本にもあったはずだが、欧米的価値観が入ってきたり、戦後恋愛映画、恋愛ドラマの数が以上に増えてきたからだと思っている。
 
 
3.新技術に対する抵抗
ネット婚活は、タイプにもよるが、お見合いのネット版、自動版だと思ってもらえればいい。
昔のお見合いは親戚のおばちゃんが介在したり、結婚相談所では、職員が候補者を選んだりと、人が介在していた。ネット婚活の場合はそれをコンピューターが行っているのであるが、それに対する抵抗がある人が多い。
 
人によって許容度はことなるが、上記のどの項目もネット婚活を受け入れられない、否定する人が挙げる理由であることはなんとなく納得してもらえると思う。
 
逆に言えば、この3点について、ネット婚活も悪くないよということを納得できれば抵抗感が薄れるといえよう。
なので、次回はネット婚活とはどういうものかについて説明したい。

自分と面識のある異性の人数を増やす方法

まずは、自分と面識のある異性の人数を数えてみよう。思い出しながら手の指を折って数えてもいいし、Facebookの友達の数を数えてもいい。
パートナー候補が対象なので、親戚の姪とか、会社のかなり年の離れた同僚とかは対象外だろう。当然既婚者は問題外だ。
 
数えてみると案外少ないのではないだろうか?そもそもある程度勇気のある人だったら、この中に気に入っている人がいれば、すでにアプローチをしているはずだ。
もし、この中に気に入っている人がいないのであれば、面識のある異性の人数を増やすしかない。
 
じゃあ、どうやって増やすのか?
 
漫画や映画ではないので、酔っ払いに絡まれているところを助けられたり(「電車男」参照)、敵だと思っていたテロリストと恋に落ちる(「ブラッディ―・マンデイ」参照)というような、どこかで偶然素敵な人と知り合う機会はあまりない。
 
そして、社会人になると学校のように隣に男子/女子が自動的に座っていて、話すチャンスもあるという機会が減ってくる。なので、
 
・学校や習い事に行く
・友人に紹介してもらう(合コン含む)
・職場で他部門の人と知り合う、仕事でネットワークを広げる
・ナンパする
 
というのが現実的な解であろう。
 
ここに、結婚相談所やネット婚活をいれてみてはどうだろう?拒否反応をみせるまえに、上記の現実的な解をもう一度考えてもらいたい。
 
学校や習い事が同じというのは、似通った目的意識、趣味を持った人にあうことのできる良い機会といえる。
だが、その中で未婚者、かつパートナーがいない、もしくは自分のタイプの人がどれだけいるだろうか?
 
あなたに潜在的なパートナーを紹介してくれる友人は何人いるだろうか?仮に複数いるとして、ひと月の間に何人紹介してもらえるだろうか?
そもそもあなたは友人が自信をもって紹介してくれるだけの男性/女性だろうか?
 
低コスト(時間、労力、お金)で一定期間のうちに、一定数の面識のある異性の人数を増やす方法としてネット婚活は優れた方法かもしれない。多少金銭的に余裕があるなら結婚相談所もよいだろう。
ただ、結婚相談所やネット婚活は心理的なハードルが高い。これらの利用者数を増やすためにはこの心理的なハードルをどうやって下げるかがポイントである。

 

パートナーが見つかる確率を上げる方法

婚活とは、パートナーを見つけることである。で、その見つかったパートナーと結婚できれば婚活成功、終了ということになる。
見つかったパートナーと結婚するかどうかは次のステップのお話なので、まずはパートナーを効率的に見つける方法を考えてみる。
 
パートナーが見つかる確率(潜在パートナー数)というのは数式で表すとこんな感じだろう
 
パートナーが見つかる確率=①自分と面識のある異性の人数×②自分が気に入る確率×③相手に気に入られる確率 ※
 
つまり、パートナーが見つかる確率を上げるには、上記の3つの要素のどれか、もしくは複数を上げていけば良いのである。
 
よく「出会いがないんだよね~」と言っている人がいる。これを聞くと①の「自分と面識のある異性の人数」が少ないように思えるが、実は人数は十分にいるが、自分がその異性達を気に入っていない((理想が高い)からだけで、出会いは十分なのかもしれない。どこに問題があるかは明確にしておいた方がよい。
 
婚活で早く、確実に結果を出すにはこれら3つの要素のすべてをテコ入れするのが重要である。
ここではこれらの要素を一つ一つ検討し、どのようにテコ入れするかを考えていく。
 
ちなみに自分は②の「自分が気に入る確率」が低い、つまり理想が高いというのが原因だと思っているのだが、これは変えるつもりがない、もしくは変わらないと思っているので、①の「「自分と面識のある異性の人数」を増やすことに注力している。③の「相手に気に入られる確率」については過去にそれなりに手を打ったが、これ以上はあまり変わらないだろうと思っている。
 
※これ以外に家族が許さないだとか、結婚しようにもお金がないだとか、そういう要因もあるが、そこは自分が気に入る確率、相手に気に入られる確率に含まれているものとみなして単純化する

MBAホルダーによるロジカル婚活w

現在アラフォー、婚活中のMBAホルダーlogikonです。
 
MBAホルダーかどうかというのはどうでもいいんだけど、ネタとしてちょうどいいかなというのと、婚活というともすれば感情的になりそうなものを若干ロジカルに考えるという意味合いでタイトルに入れてみたw
 
婚活ブログというのは世の中に結構あるようで、のぞいてみるとほとんどが日記とか体験記的なもの。
一方、マッチングビジネスを行っている企業側や、恋愛(結婚)コンサルタントwのような人の記事もある。
 
大まかに分類すると婚活中の人、マッチングサービス提供者、評論家の三種類の記事やブログがあるわけだ。
 
ということで、ここではこの三種類のど真ん中を行く。
婚活をしながら、マッチングサービスのビジネスを評価し、かつ婚活全体を自分から幽体離脱した冷ややかな目で見、時には(結婚もしてないのに)上から目線で評論しようというものである。
 
ちょっとちょっと、婚活ってどんな感じなのよ、とか、人生の貴重な時間の一部を費やしてもいいよ、という奇特な方は生暖かい目でこのブログを見守ってほしい。